機械いじりの原点は父のオートバイ

|

私は、車が大好きです。私のこれまでの半生は、ずっと車と共にありました。

私の機械いじりの原点はオートバイです。
小学生の頃、父がオートバイを所有していました。

まだバイク自体が普及していない時代です。
近くに修理工場もないので、父はオートバイが故障すると自宅で分解して修理していました。私は、その手伝いをするのが大好きでした。

こんな事を言えば変だと思われるかも知れませんが、オートバイの「匂い」が好きでした。
ガソリンの匂いも、エンジンオイルの匂いも、 タイヤやゴムの焼ける様な匂いも…私にとっては大好きな良い匂いだったのです。

中学生になった頃には父が乗らなくなったオートバイを自分で分解して組み立てて遊ぶようになっていました。
オートバイを分解し、その部品を順番がわからなくならないように新聞紙の上に広げていきます。ボルトやナットを、ひとつずつ綺麗にするのが好きでした。 灯油で洗うとピカピカに光り、部品の一つ一つが美しい芸術品のようで、機能美を感じました。

「修学旅行に行くよりも、バイクが欲しい」と両親にせがみ、自分のバイクを買ってもらいました。中学生なので、まだ免許はなかった時です。そのバイクを分解したり組み立てたりして楽しんでいました。

エンジンやミッション(変速機)などの二輪車のしくみについての知識や、分解と組み立ての経験が身についていきました。

錆びついたネジの処理など、性能が最高になる為の作業を時間を惜しまずに行いました。分からない事は本を読んで勉強し、毎晩の様にオートバイの本を布団の中で読みながら眠りにつきました。

高校は、広島工業高校に進学し、16才になると同時に原付の免許を取得しました。
高校へは大好きなバイクで通いました。当時は高校でもバイクの通学が出来たのです。

#