野趣に富んだお花です

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ぐっと気温が下がって、もうすぐ木々も色づきそうですね。
「天高く馬肥ゆる秋」といった感じでしょうか。
この「天高く~」とは時候の挨拶でよく使われる言葉で
「空が晴れて澄みわたり、素晴らしい秋がやってきましたね」という意味ですが、
言葉の起源は面白く、そもそもは
秋になると騎馬民族が馬に乗って襲ってくるので「警戒しろ」という
意味を持っていたのだそうです。

植物の名前にも由来はいろいろあり、
今回活けていただいた、「馬酔木(あせび)」は
その名の通り、馬が食べると酔っ払ったようになる木、らしいです。
馬酔木は、広島の宮島にもあり、
この木の葉をシカが食べるとしびれるのだとか。
今週のお花は、広島産の「馬酔木」がメインとなっています。

それに彩を添えるのが野バラの実。山形産です。
左右に張った枝ぶりがとても立派で、
すっくと上に伸びた馬酔木に負けず、
空間に心地いいリズム感を与えてくれています。

花器は、ベルギーのセンプレというブランドのもの。

ポーランド産のガラスで作られており、
キリっとシャープな印象ではなく、
手仕事を感じさせる温かみのあるフォルムです

COLUMN

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